祝日の23日、少し時間ができたので、ふと立ち寄ったフジフィルムスクエア。
富士フィルム会社の写真サロンです。
(1)アメリカ近代写真:ギルバート・コレクション展
(2)日本人写真家 前田真三の写真展
(3)Gideon Mendel 「Drowing World」
3つの企画展。
(1)私のアメリカ近代写真との出会いは、大学生の時に観たロバート・メイプルソープ。
一時期 かなりはまって、写真集を眺めていた20歳代でした。
一瞬の緊張感
息が止まるような緊迫感ある美しさが 写真の魅力かしら?
写真を観賞しているのに
写真が 私を見透かしているような感覚に囚われます。
国立京都近代美術館の 貴重なコレクションが多数鑑賞できます。
2018年11月9日(金)~2018年11月28日(水) →
こちらから
(2)前田真三、昭和の日本の風景写真には
人が生きている瞬間と自然が 空間をもって広がっていました。
写真なのに立体感を感じるのです!
風景に 時が凝縮されている写真。
『考えることは有限だが、感じることは無限だ』
このコピー通り、
時 という無限の世界が広がる写真でした。
日本がこんなに美しいのに、まったく周りが見えていない狭い世界にいる自分に気が付きます。
第1部 : 2018年11月1日(木)~12月28日(金)
第2部 : 2019年1月4日(金)~2月28日(木)
(3)Gideon Mendel 「Drowing World」は、以前新聞で特集記事を読みました。
洪水災害の現場に居住する人を10年間 撮影している写真家。
本来 人間の命の水が、清らかさなく濁水となった中で 途方に暮れる人の表情。
自然と人間の在り方を訴える 力強い写真です。
2018年11月23日(金)- 12月13日(木) →
こちらから
全て入場無料。
祝日だからか、小さな子供もいました。
カメラを覗く子供。
きっとカメラをみたことがないのでしょう。
写真の表現。
平面的でなく 白黒だけでなく
色彩が少ないほど 訴えてくる力が強い。
感じること、魅力って 何なんだろう・・・
一見 シンプルに見える写真に 無限を感じました。
現物は ハガキや写真集とは 違いました。
東京は 文化的に恵まれていますね。