2018年 01月 30日 ( 1 )

イザベル・ファウスト♪

シルエットの細い鮮やかなブルーグリーンのパンツ、薔薇色のケープをまとって登場したイザベル・ファウストさん。
妖精みたい。
私にとって 初めてのヴァイオリンソロリサイタルでした。

彼女の醸し出す世界観を 生の演奏を聞いた多くの友達から聞いていました。
だから 私も直接自分の耳で感じたいと思っていました。

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演目は、バッハ無伴奏ヴァイオリン。
パルティータ 第3番 BWV1006
ソナタ 第3番 BWV1005
パルティータ 第2番 BWV1004

1704年製のストラディバリウス「スリーピング・ビューティ」から奏でられる
弾むリズムと空気、
規則正しく刻まれる音階、
低音の響き、
重なる音色。
一本の弓が静かに震える世界を 
どんどん 拡大していきます。
舞台には 一人、 一本の弓、4本の弦 しかないのに
無限の宇宙が観えました。

最後 シャコンヌを弾き終わったとき 空気が静止しました。
そこから 無の状態。
誰もが 息を潜め 虚脱の世界にいました。
何十秒たったのかしら。
数人が拍手をしましたが それもすぐやみ
さらに 闇なのか光なのか 解らない空間を 演者とともに共有。
イザベルが 息を吸い この世界に戻ってきた瞬間、
私達も 生の世界に舞い戻り 大きなやまない拍手がいつまでも続きました。

仕事のあとの疲れた身体を忘れる
別世界への誘い。
仕事のあとに 演奏会に行けるという贅沢。
素晴らしい経験でした。

私は ソナタのフーガで号泣してしまい
今でも 家で気に入って流しています。
冬の無伴奏。
凛とした空気、生きることを潜めるこの季節にピッタリ。

イザベル・ファウスト 今年は年末にも来日します。⇒こちらから
生活の中に 音。
音楽のある人生、なんて素晴らしいこと!

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by ray_matsumoto | 2018-01-30 19:42 | Favorite | Trackback | Comments(0)

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