えええ~~~ どうなってるの???
足を踏み入れると 檜の香りが漂っていました。
「木組~分解してみました」展 に行きました。
金属、釘なし 自然の恵みである木を 人間の手で
組み、継ぎ、仕立てていく 日本の大工技術です。
円覚寺舎利殿 組物 原寸模型
寺社の柱の上 の複雑な形も 全て手作業。
継手、 固い!!動かない!!!
ボランティアの方が一方向にしか移動しないと教えてくれました。
山口県の錦帯橋も もとは直線の木を重ねて曲線を造っています。
そこには 細かな継手が組み込まれていた!!
直線の延長に円形があり 円形の一部は 直線なんです!
深い!!!
美しい組子の屏風絵。
角度を計算して削り、木をしならせ、組む手作業の技です。
荒削り、仕上げ削り 違いを実際手で触れて体験できます。
唐招提寺金堂組物の 実物大模型もあります!
木の香りも楽しめます。杉、赤松、檜、檜葉、桜、栗、などなど。
私が気に入ったのは、 檜葉(ひば)。
自然の木の香りは樹齢の香り。木が生きていたことを感じます。
そして 香りが失せてきたら
そこに 自分の年輪が加わり自分の香りになっていくのです。
時と命を感じることができる木工大工製品。
お茶室「一滴庵」は 昭和33年1958年のもの。
現在年2回、特別公開があるそうです。
日本で唯一 大工道具博物館 竹中大工道具館 →
こちらから開館35周年記念展 木組 12月15日まで。
中学生以下は無料、大人も500円、ワークルームもあって一日楽しめます。
台風で大きな被害を受けた関東地方の方々には、
一日も早く家が再建できますことを お祈りします。
日本の大工技術、今こそ 必要です。