日中も10℃に届かない 極寒の2月。
刺すような空気。
こんな時だからこそ
花が凛と生き伸び
人の言葉が温かいことに気が付きます。
日本画家 堀文子さん、この2月に100歳で天に召されました。
最後の4年だけでしたが
彼女の言葉と絵は 私の力の源の一つでした。
毎年 銀座の小さな画廊 ナカジマアート に行くのが楽しみでした。
「雪の中に凛々しく咲く水仙の葉が、剣のように鋭くとがらず、
しとやかな姿であるように仕組んだ細やかな自然の心遣いには
驚くほかはない」(画文集 堀文子現在いま 第2集より)
今日、近くの神社境内に水仙が咲いていました。
堀さんの送り路 贈り花 のように思いました。
「木も草も人も その風土の中で 生まれ育つ」(画文集 堀文子現在いま 第2集より)
どこにでも 誰かが生きています。
どこにでも 自然が息づいています。
それは 特別な人や 特別な現象だけのことでないんだな・・・と
散歩中 風の方向に傾く水仙をみて 思いました。
「ただ黙って
手を合わせるような心で
花は見るものである」(画文集 堀文子現在いま 第1集より)
花だけでなく
人にも
手を合わせるような心で 接するべきなんですね。
自由は 命がけと教えてくれた堀さん。(→
こちらから)
これから 生を超えた自由を生きるのですね。
これからが ほんとうの 一所不在ですね。(→
こちらから)
これからも 見守っていてください。
私にとって 悠久存在・堀文子さん、ありがとうございました。