9か月の間、飽きることなく練習をし続けた
ベートーヴェンピアノソナタ第4番Op7,第一楽章を
発表会にて 無事演奏し終えました♪
完投できたことにひとまず安堵。
35年ぶりの発表会があまりに楽しくて 皆さんの演奏を聞き入っていた私。
初めての発表会で 演奏終了後 キョロキョロする幼稚園生。
一音一音を大切に奏でて 小学生なりに自己表現する僕ちゃん。
手首、腕をしなやかに演奏する雰囲気のあるお嬢ちゃん。
音のひとつひとつに差があることが楽しくって 心が躍りました。
私の前が
ドビュッシー夢想、アラベスク1、
ベートーベン悲愴1楽章、テンペスト3楽章、
ショパンノクターン、と
しっとりしたマイナー調が多く、
すっかり 音に感化され 物静かな気分になりました。
丘を登るように、次へ次へと歩み進むように、ホルンが鳴り響くように、
沢山 ピアノの先生に教えてもらっていたのに このままでは暗い音楽になってしまう。。。
少し不安がよぎりましたが、
ピアノの先生の「快活に!楽しんでいってらっしゃい!玲さんなら大丈夫!」の声かけで
急に陽気な気分が甦り、ニコニコと舞台に上がりました。
あとで家族、友人から 笑いすぎだと指摘されたほどです。
で、元気いっぱい集中して演奏できたと思います。
演奏しながら 山から眺める神戸の風景を思い出し、
川の流れの中で 舞う木の枝を見て、
光が零れる木陰で 好きな人に告白し、
暗雲と雨が急にやってきて 暗闇の中で不安と緊張がよぎったけど、
雲が流れて青空が広がり
どんどん 森の中を進んで進んで
最後、たくさんの花々が咲き誇る広い場所に到着できました。
9か月、目の前にあった譜面は
9か月の間、出逢った人々や目にとめ心に残った風景に変化。
友人や家族からは、
「持前の迫力と繊細さ」「ロック魂」、
「男前」(褒めてくれているのか不明!)、
「楽しそうに歌っていた」
「一つのことに打ち込むのがカッコいい」などなど感想をもらい
直接 自分のことをこんなにも様々な言葉で頂いたことも久しくなく
それも 演奏の達成感とは違った悦びでした。
姪っ子甥っ子たち 子供たちが
「レイちゃん、凄かったよ!良かったよ!」と目をむいて言ってくれたことも
嬉しかった♡
音楽は 心や言葉が広がる世界を作れるのですね。
それは 様々な色の世界でもあります。
彩りある世界に導いてくださった 林葉子先生、
ありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。
今回は、
ステキな葉子先生と中井美内子先生の生徒さんの発表会でした。
子供のころから 下手でも 「上手ね~、上手になったね~」と言い続けてくれた母、
うるさく練習し続けても、ロッキングチェアーで昼寝をしていた父、
ピアノを子供のころ習わせてくれて、
そして褒め続けてくれてありがとうございます!
毎日毎日 嫌な顔せず 同じ曲を聴き続けてくれた家族にも感謝です。
当日、ご来場くださった友達、患者さんにも お礼申し上げます。
休むことなく、これからも毎日少しづつ練習を続けます。
軽やかな穏やかな音色が目標です♪
人間的にも、軽やかで穏やかになれるはず!?!
いつのことやら?