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ブルゴーニュの光

Key Wordは 光 でした。

「ぬくもりのあるキラキラ輝く、光を感じるワインを造りたい」
フランス・ブルゴーニュ・サヴィニーから 
Simon BIZEの当主Chisa BIZEさん。
3年前、NHK・BS 世界で一番美しい瞬間 で
千砂さんの波乱に満ちた日々を初めて知りました。
収穫が終わった畑の光景が一番好き・・・と黄金の丘を眺める姿は
夕陽と丘と同化していて その美しさに見入りました。

歩みの一歩が大きく 俊敏な動き 眼光鋭い千砂さん。
弱っていた土地セルパンティエールをビオディナミ農法で土地から改良。
農薬は排除、ハーブや自然の肥料しか使いません。
皆がよく通る農道沿いの土地で ブドウが上手く成長しないと
「Chisaはなんやってんだ~って 皆 笑ってると思うのよね~」
なんて 豪快に笑う千砂さん。
「どうにかなります!」と 何度も仰ってました。
どうにかする信念と情熱が 涼し気な眼から 静かに光っていました。

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bon appétit et bonne soif !

千砂さんの乾杯の音頭で会食が始まりました。
フランス・ブルゴーニュ地方では 食事前に 
「どうぞ、召し上がれ、どんどんお飲みなさい~~」と声がかかるらしいです。
もりもり食べて ワインで喉の渇きを潤わし、元気になる! 
大賛成!!
Simon BIZE セルパンティエールの赤は少しオレンジ茶色系の明るい赤。
軽やかで ハーブも少し感じて お食事にあうと思いました。
(もう完売ですって!!)

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今回は ブルゴーニュ5つの名門ドメーヌの女性醸造家から
それぞれお話しを聞くことができました。
仕事、家族、伝統、そして自然に向き合う女性の堂々だる立ち姿。
一歩一歩、大地を踏みしめる毎日を過ごされていることがうかがえます。

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前回のブログでの美しい女性は 
ムルソーからPierre MOREYのAnne MOREY さん。
お父様ピエールさんはラフォンの小作人であり 
その後 ピュリニー・モンラッシュ・ルフレーヴの醸造長であった方です。
Anneさんはお父様と一緒に、ビオディナミ農法で畑を耕作し醸造しています。

知的なこの女性は CHOREY-LES-BEAUNE TOLLOT-BEAUTから Nathalie TOLLOTさん。
ショレ レ ボーヌは サヴィニーの隣。
コルトンの赤が美味なワイナリーです。
華やかでチャーミングなワイン!
ナタリーさん曰く「骨格がしっかりあり Pureで 光が射すワイン」

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私をハグしてくれたのは、感情豊かなDominique de SUREMAIN.
ルフレーブと血縁関係にあるモンテリー(初めて知りました!)のEric de SUREMAIN.
1700年代のお城のワイナリーです。
お城の当主で 畑を所有しブドウ栽培をビオディナミで行い ワインを醸造されています。
日本ではこのようなお人、いるかしら?

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Nuits-Saint-Georges~Chambolle-Musignyと鋼鉄かつ果実味がしっかりした赤ワインを得意とする
Jean-Jacqeus CONFURONからは Sophie MEUNIERさん。

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「20歳の何もわからないときに 家を継がなくてはならなくなったの~~!!」。
伝統を絶やしてはならない意志を女性が持った時こそ
ドメーヌが安泰するときなのでしょう。
紅白有田焼の蕎麦猪口を嬉しそうに受け取ってくれました。
桐の箱も使ってね♡

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ブルゴーニュでは 収穫のときや喜びの時に 皆で歌う風習があるそうです。
手はワインの瓶を回しているような動き。

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ラ~ラ ラ~ラ ララララレ~ル

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ラ・ラ・ラ、ラ・ラ・ラ、ラ~! ラ~! ラ~!
楽しい~~~♡♡
もっと飲みたくなる~~~☆☆☆

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今まで 何度かワイン/シャンパーニュの会に参加したことがあります。
「光」という言葉を聴いたのは 初めてです。
太陽の光を浴び 大地に根付くブドウの実から
人が自然と協力して ワインを造っていきます。
今回の醸造家は 培養酵母は使わず 自然酵母だけ。
ブルゴーニュのワインの美味しさは
絹のような喉越しの心地よさ、
時間とともに訪れる味の変化は
海、大地、果物、樹木 時に動物。
眼を閉じても解る さまざまな自然の様子。
これって 太陽が昇り沈み その廻りのなかで起こる存在、現象のこと。
つまり 自然の中で生きているってこと。
歴史あるブルゴーニュだからこそ 
ワイン造りが長い土地だからこそ それを純粋に感じることができます。

ワインの一滴には 地球の小さな命が込められているのです。
ワインを飲んだ時 グラスに残る一筋、
それさえも 命の残り柄です。
光の波動の体現。
ワインで 命の光と 地球の希望の光を表現しようとする女性醸造家。
ワインを飲みながら 
貴女達との語らいを思い出しながら
私も一筋の光をもたらすことのできる仕事と生き方をしたいと思います。


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  • 素晴らしいイベントの企画は ラック・コーポレーション → こちらから
  • ブルゴーニュ地図のスカーフは、
  • 兵庫県西脇市の播州織OZAWA → こちらから


by ray_matsumoto | 2018-03-05 01:55 | My Diary | Comments(0)

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by ray_matsumoto