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FERRARA RING

2月24日土曜日は休診にしまして、眼科先進医療研究会でのFERRARA RING講習会に参加してきました。

手前はインストラクター荒井先生。
なんと3D手術システムでの指導を受けることができました。だから、眼鏡をかけてます。

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顕微鏡を覗かずに 首をあげ 大きなモニターをみながらの手術。
顕微鏡では 透明で髪の毛の厚みほどで立体的な感覚がつかみにくい角膜も
3Dシステムのほうが 「え?? そんなに厚みあるかしら??」って感じ。
そう、繊細な組織ほど 3D、4Kでの 高解像度、偏光画像での手術に向く!

不器用で 基礎手技をなんども確認しないと気が済まない私も
インストラクター荒井先生、福岡先生、Paulo Rerrara先生のご指導のお蔭で
納得できる講習を受けることができました。
お友達のとっても起用な F先生、M先生♪

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当日 多くの参加者の熱気で 手術室の湿度と温度があがり
なんとフェムトセカンドレーザーが止まったのです。
で、リングのための角膜トンネルをどう作成するかってことで
なんと Paulo先生が マニュアル作成されました。
筒のような器具で 角膜実質層内にトンネルと作るのです。
昔 この手術をみて、 「えええ??繊細さに欠ける術式だな・・・」と思いましたが
体験してみると 角膜コラーゲンは層状になっているので
手でグリグリすると トンネルが作成できました。
バームクーヘンを横にスライスカットするイメージ。
これも 滅多に出来ない体験でして
角膜組織の強さ、柔軟さ を体感しました。

ウェットラボ講習があった場所は アローズ。→こちらから
素晴らしい空間でして、
電子カルテ全社の比較、OCTの比較 など、
機種を一度に比較体験できます。
そして 手術室が二つ。
ここで 若い先生は手術のトレーニングができることでしょうし
今回のように新しい手術の講習にも使えます。
会議室も充実。
眼科医のみなさん、ショールーム器械展示空間、是非是非 学会などで関西にお越しの際は
有効利用しましょう!

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講習終了後 参加された多くの先生方。
(私は 第一陣参加にて写真撮影のときは不在)

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認定書を頂き、これからリングの発注が可能となります。
新しい治療の幅をこれから広げていきます。

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FERRARA RING → こちらから
FERRARA RINGもINTACSも 同じグループ(AJL)になり
適応については 画像を相談すると 見極めてくれるとのことです。
発注には それぞれ 講習をうけ 認定書が必要となります。



by ray_matsumoto | 2018-02-26 19:40 | Eye Informations | Comments(0)

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by ray_matsumoto