黙養
2012年 12月 02日
1人でゆっくりと湯につかる
湯煙、灯、月の影 自然の静寂を浴びると
内に力が蓄えられていくのを感じる
時には 思慮を減らし 心気を養う
朝からしっかり 日本を食べる
これは先日食した あらや滔々庵 の朝食
温泉粥、温泉卵、山菜のつくだ煮や煮物、お魚、油揚げ(大好き)
感謝しながら 黙々食せば
充実の一日が起動する
シンプルに生きるって なんて気持ちがいいこと
周りの言動に
心がザワザワするのは
まだまだ自分が未熟だから
許せない、達観できない自分が
自分を ザワザワさせる
シンプルに生きる
モノは増やさないって思っていても 手に入れてしまった九谷焼
青い亀と 九谷風の赤絵柄に一目惚れしたお皿
この一週間は 外食が多く それも楽しいのだけど
続くと 身体が ザワザワしてくる
ならば やっぱり自分で料理をしたい
料理のよいところは 集中できること
お喋りが必要ないこと
京都清水焼で カブの葉と椎茸、蓮根、油揚げの炒め物、
有田焼深川製磁は トマトと水菜とカブのサラダ
オリーブオイルと搾り柚子とゴマだけのシンプルな味
新しく買った九谷焼で 根菜の煮物、
あとは 定番 南瓜煮、カレイの西京焼、とっても分厚い油揚げ焼
こんな食事が 一番私に合う
そして ゆっくり噛んで お喋りも控えめに 味を愉しむ
自分で作って 自分を創る
生きるって 自分の責任
心気を養うのは 自分
神気を養うのも 自分
たまには ゆっくりと
黙って
自然の中の自分の位置を確かめてみる
黙養