バーン=ジョーンズ展

美、上手。じょうず

そんなベタなコピーがついた 兵庫県立美術館に行ってきました。
ウィリアム・モリスと一緒に仕事をしていたという経歴の興味だけで
さほど期待もせず 行きました。
ウィリアム・モリスも 数年前行った雲仙観光ホテルの壁紙をみて(→こちらから)
心捕らわれたくらいで さほど 詳しくは知らないのですが、 
美しいものは 観ておきたいということで 気晴らしがてら行ってきました。

で、興奮して帰ってきました024.gif(単純)

日本、ギリシャ、とにかく神話好き、物語好きなら 是非ともご覧ください。
神話、騎士道、眠り姫、キューピッドの恋、龍退治と王女救出 など
さまざまな物語を題材にした
壮大な絵画、タペストリーが 約80品。

私のお気に入りは 『フローラ』
花の女神の絵。
なんと 郡山市立美術館が保存しており
今回の展示会のあと バーン=ジョーンズ展は 郡山に行くようです。
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実際の絵は もっと鮮やかで明るく 女神の瞳の色は透き通るグレーグリーン、
花の女神に恋した 風の神が 彼女のストールに悪戯してる様子
彼女が歩む端から チューリップが咲き 足の甲に緑が絡み
軽やかな彼女の左手から 種が撒かれる、
風の神が それを 撒き流す、
そして 命が育まれる、
なんて ロマンティックな絵でしょう♥
郡山美術館のコピーは 「見果てぬ、夢の世界へ」 
美、上手 と えらい違い。美しいです。
かつ、ウィリアム・モリスのイラストもポスターでコラボさせ センスが光ります。
日本の美術館は 秘かに素晴らしい作品を保管しているのですね。

唸ってしまった作品は これ
『運命の車輪』
右上は 奴隷、中央は 王様、下は詩人、
どの人も 運命の車輪に絡まれ それは 運命の女神が司っているってこと。
人間を 奴隷、王様、詩人 にまとめてしまったのも 凄いです。
確かに そのカテゴリーも 頷けます。
私は 詩人がいいな。
でも どうであっても 車輪からは 逃れられず、皆 一緒の運命なのです。
ううううう~~~~
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楽しかったのが、男性が 自分の作った彫刻に恋してしまう物語です。
私の解釈を<>で。
『The Hear desires』 恋心、<思慕>
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『The hand refrains』 心抑えて、<通わない その手>
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『The godhead fires』 女神の計らい、<神による命の炎>
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『The soul attains』 成就、<心通って>
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人間の女性に興味がない いってみれば オタクみたいな感じで
ちょっと気持ち悪いといえば気持ち悪いのだけど
きっと その昔から オタクな人はいて
情報が少ない19世紀の人達は この絵をみてそんなストーリーに興奮したのでしょう。

美しく巨大(126㎝×237㎝)な作品 は 『眠り姫』
100年の眠りから 王子さまのキスで目覚めたお姫様の話
妖精たちと一緒に 薔薇の花の中で眠るお姫様の美しいこと♥
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その他、龍や大蛇を退治する正義の味方の絵、
きっと 娯楽が少なかった昔 民衆は楽しんでその絵をみたことでしょう。
そして 昔の宗教画の風情を残しながらも色彩は派手、
登場人物は皆 純粋な面持ちなんだけど なんとも肉感的で俗っぽいところが 
上品な娯楽芸術 という感じで その色っぽさに興奮しました☆

日本初の バーン=ジョーンズ展。
兵庫県立美術館にて (→こちらから)10月14日 今週末まで。

そして ウイリアム・モリス展
明石市立文化博物館にて (→こちらから)
11月11日まで

遠く離れた日本で その昔イギリスを狂喜させた二人の作品が 同時に味わえるのです。
昔のオタクに会いに行く、そんなオタクな感じを 是非とも この機会に♥
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by ray_matsumoto | 2012-10-11 20:19 | Favorite | Trackback | Comments(0)