ellex 2RT

去年のESCRSで 少し話をきいて 
「ほんまかいな??」と思っていたレーザー器械の話。

ellex 2RT →こちらから

加齢黄斑変性(AMD)に対して 黄斑部にレーザーがうてる、
AMDのdrusenが消える、

これだけ聞くと、「ほんまかいな??」 と思われるでしょう。
ほんまかいな?? と確かめるため 
ミラノの学会にて ellexのランチョンセミナーを聴きました。
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2RTレーザーシステムは、532nm の光エネルギーで
3 ナノ秒のパルスを正確に発射するQ スイッチグリーンYAG レーザー。
熱を発生せず、神経網膜へのダメージなく 網膜色素上皮(RPE)を刺激することで
免疫系が働き、RPEが移動し、
脈絡膜の清浄化酵素であるマトリクス・メタロプロテイナーゼ(MMP)が放出、
網膜の運搬機能全体が活性化する というものです。
今回 オーストラリアでの臨床治験データをみることができました。
確かに こんもり黄斑部を囲む大量のdrusen が 
2RT照射後 綺麗に溶解したようになくなっていました。
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とはいっても 新生血管をやっつけるわけではありませんから
ごく初期のAMDが対象です。

Retina Regeneration Therapy を行うのが 2RT です。

で 話を聞きながら思ったのは
皮膚のレーザーのこと
私の知っている皮膚科の先生方は 皮膚に鞭を打つ、、、とよく言います。
ほどよくレーザーで刺激を与え 皮膚の新陳代謝を活性化させ
皮膚のターンオーバー循環をよくするらしいです。
思えば、アンチエイジングが謳われる今日この頃ですが
眼科分野では まだまだ本格的に臨床に導入はされていません。
さまざまな手術が眼科分野では発展して その精度は高いものですが
皮膚科の先生方のような 積極的アンチエイジング治療は
眼科では 少し遅れているかもしれません。
その意味で この2RTは 『再生若返り治療』 の位置づけでしょうか?
悪くなったものを ごっそり変えるOPの技術も素晴らしいですが
悪くなる前に 早め早めの処置、
これからの眼科領域に 必要かも。
だって 寿命は延び
でも 視覚を取り巻く環境は 人工物に囲まれ自然から程遠くなっていますから。。。

国内で2RTの登場は しばし先のようですが
アンチエイジング、もしくは ハリ治療的なものとして 期待してもよさそうです☆
今後の 2RTデータを見守りたいと思います。

ちょっと、ミラノのお姉さん、アンチエイジング、日焼けは老化の大敵ですよ!
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by ray_matsumoto | 2012-09-18 22:59 | Academy.Congress | Trackback | Comments(0)