秋の味
2011年 11月 04日
むかご
京都に住んでいた知人。オルガンを弾く熱き心の持ち主。
西陣近くの家に遊びに行ったとき、むかごご飯を教えてくれた。
昔 よく遊んだね。美味しそうに私の作ったご飯も食べてくれた。
君を思い出して むかごご飯を作ったよ。お弁当に持っていってるよ。
今はきっと 天国でオルガンを弾いているだろう♪
熊野古道を一緒に歩いたご夫婦。今でも山をこよなく愛する方達。
毎年 黒豆をありがとうございます。
この季節になると ワインと貴方達のお料理が 一層恋しくなります。
柿
頂きました とっても綺麗な和歌山の柿。
私は 固い柿が好き。親は 熟した柿が好き。
秋の食卓、夕食後によく切ってくれていたのは母。
そして 身体にいいからって、サラダにも柿がはいっていたね。
子どもが食べやすいように 工夫して料理をしてくれていた。
色々な果物が 年中食べれるようになった今
柿をみると 子供のころの 平凡だけど幸せな食卓を しみじみ思い出す。
秋の味は 感傷を呼び起こす。
人々との思い出が積もってきた 今の私の年齢、
お子チャマ味覚から 程遠くなった今、
嬉しさと切なさが入り混じった
双方を 味わえるようになった私に
秋の味は 染入るように 美味しい。
哀しくも 美味しい。
哀しくとも 美味しく噛み砕いて頂くのが 生きるってこと。
貴方も 貴方の味を大事に味わって。