ザ・コレクション ヴィンタートゥール
2010年 11月 04日
チョコレートの展示会じゃないよ♪
私の芸術の秋第二段は
先週のManRay展に続き
兵庫県立美術館 で12月26日まで開催中の
ザ・コレクション ヴィンタートゥール。
スイスの小さな文化都市、ヴィンタートゥールの美術館から
ヨーロッパ近現代の美術が 日本初上陸とのこと。
ゴッホ 郵便配達人ジョセフ・ルーランがポスターになっています!
私が気にいって何度も足を運んで眺めた絵画は
ピサロ 謝肉祭日没、モンマルトル大通り1897年 です。
静かな夕陽、
夕陽を浴びる鮮やかな建物、
街路樹が黄金色にざわめき 通りに溢れる人々の賑わいが
ピサロらしいタッチで 描かれていました。
あまりの美しさに 感嘆・・・
シスレーの 朝日を浴びるモレ教会 1893年 も
青空が清清しい色で 吸い込まれそうな美しさです。
アルベルト・ジャコメッティ 林間地9人の人物による構成 1950年
これも 気に入りました。
広い大地の上、一人一人が自分の足場を持っていて
高さや空間が微妙なバランスでとれているのです。
個性が一人一人あっても この空間を守る事が
調和のとれた全体美になる・・・ということでしょうか。
レイクリは 私を含め 丁度9名、
同じところに立つ私達も このようにハーモニーの美しさを心がけたいものです。
兵庫県立美術館には
エッフェル塔の廃材を使った『復活』というテーマのオブジェがあります。
阪神大震災のあと フランスから届けられたオブジェ、
再度作り上げていく思いを込められた作品です。
皆さんは 芸術の秋を満喫していますか?