カテゴリ:Eye Informations( 147 )

 

クイックチェイサーAdeno

今月に入って ウイルス性結膜炎のお子ちゃまが増えています。
流行性角結膜炎、咽頭熱、出血性結膜炎は学校伝染病に指定されていますから
保育所や幼稚園、小学校には行けず 自宅療養になります。

綿棒の先で こどもちゃんの結膜嚢をゴシゴシするのは
ちょっと可哀そう。
お母さんやスタッフに励ましてもらいながら
検査を受けてくれます。

ちょっと泣くこどもちゃんには
「泣いてもいいよー10数えたらなんともなくなるよー」と言います。
号泣していたこどもちゃんに
「泣いていいんだよ~50数えるあいだ、泣いてていいよー」 と言いましたが
50 と聞いた途端、そのこどもちゃんは泣き止みました。
こどもなりに、なんか それ 長すぎる?? と察知したのかしら♡
可愛いな~

このたび、綿棒でなく濾紙タイプのアデノウィルスチェックキットが登場。
本日 院内勉強会をしてもらいました。
眼瞼結膜に 5秒接触させて 涙液、結膜滲出液をしみこませます。
判断時間は 7分。

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うん、濾紙のほうが綿棒より痛くなくって こどもちゃんにはいいと思う。
濾紙をみせるとき、なんて言おうかな~
この季節なら 「細くって小さいアイスクリームだよ~~」って言おう!

クイックチェイサー Adeno は 日本点眼薬研究所から新発売です。
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by ray_matsumoto | 2017-07-28 13:47 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

ドライアイ観察装置 DR-1α

このところ、気に入っている検査機器がこれ。
ドライアイ観察装置 DR-1α。

涙の成分を判定する器械です。
瞬きに沿って 涙のパターンを動画で記録します。
涙には 水成分と油成分がありますが
綺麗な涙だと 瞬きとともに
涙が一枚の美しいベールのように層をなして
下から上へと 舞い上がる様子が観察できます。
そう、美しい角膜表面は まるで花嫁さんのベールや真珠のようなのです。

本日の私のデータ、Pearl型でした♡
新郎がベールをそっとあげる慎ましやかさでなく
元気よく ベールが巻き上がるような映像でした。
興奮した舞台のあとの カーテンコールみたいな!
動画でなく、残念!

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前機種のときは 
何を観察しているのかよくわからなかったのですが
ドライアイの第一人者 有田玲子先生が
ドライアイのタイプ分類をされて以後
この器械で検査をしたい~~ とずっと思っていました。

大変多いのが、蒸発亢進型の Crystal.
なんとなくクリスタルって ネーミングは洒落てますが
表面に保護がなく 水分だけの乾いた目なんです。
油が足りない マイボーム腺機能不全のドライアイが本当に多い!
パソコンやスマートフォンの影響が絶対あります。

ドライアイは 水と油のどちらが足りないかを診断して治療する時代です。
現代病ドライアイも しっかり診断し それに合った治療をすれば
必ず良くなります。
仕事はやりがいがあって楽しいです!

DR-1α の記事は ➡ こちらから
ドライアイについては LIME研究会 をご覧ください。➡ こちらから

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by ray_matsumoto | 2017-07-21 19:34 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

フーリエドメイン方式光学式眼軸長測定

第32回日本白内障屈折矯正手術学会に参加して来ました。
会長 須藤 史子先生のご講演にて
2014年以降に登場した フーリエドメイン方式SS OCTによる新しい眼軸長測定器 現行3機種の比較を興味深く拝聴しました。

今 使用のIOLマスター500 と レンズスターにて
時折データ取得できない 混濁が強い白内障でも
これらでは、98% とほぼ全例で 検査可能です。

早速 OA7000にて、体験。
えっ? というくらい短時間、
緑の輪が少しキラキラする程度
なんと片眼 20秒で終了!
瞳孔近くまでカーソルを近づけたら、
自動アライメント、自動測定で、検査も簡単(๑>◡<๑)
私、眼軸長いね〜〜

近年注文されている Barrett 式も搭載。
角膜前面の フーリエ解析ができますから、
形状解析装置を持たないクリニックは、一石二鳥。

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現在3機種のフーリエドメイン方式光学式眼軸長測定器は、
IOLマスター700
OA 2000
ARGOS

これらでも測定不可能ならば、
今までの超音波Aモード方式となりますが、
術後の見え方の要望が高くなっている現在、
検者2名にて 網膜の立ち上がりがまっすぐなデータを採用することがポイント。
検査員の手仕事の質も要求される時代です。

元放送部員 美声 須藤先生の明確優美なご講演は
いつも耳、目ともに 吸い込まれます。
須藤先生、臨床現場に即した素晴らしい学会で大変勉強になりました。
ありがとうございました(╹◡╹)♡

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by ray_matsumoto | 2017-06-25 14:50 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

Mini WELL Ready

新しい眼内レンズの勉強会が 医新会グループでありました。
今までの概念とは全く異なるレンズ設計 のMini WELL Ready IOL.

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Mini WELL IOLは、全直径が10.75mm、光学部6.0mmの四つ足眼内レンズです。
屈折や回折でなく 波面加工された光学系を持ちます。
WavefrontIOLといってもいいかな。
瞳孔の中心に適切な球面収差を導入することで焦点深度を広げるというもの。
漸進的な多焦点性を導きます。

3つのゾーンからなります。
中心部分が正の球形収差を持つゾーン、
その周辺に負の球面収差を有する中間ゾーン
一番外側は 非球面単焦点ゾーンです。
近方加入は +3D相当 となります。
優れている点は ハロ‐グレアがほぼなく コントラスト感度が落ちないこと。
だって、 屈折型や回折型のようなギャップがあるわけでないので。


レンズは プリン容器みたいなものにはいってました

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プリロードシステムのインジェクターで セッティングも簡単

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レーシックのとき登場したWavefront理論がこのような形で眼内レンズに利用されドキドキしています。
光学的に優秀なレンズだと感じます。
患者さんの角膜収差をきちんと見て 適応を考慮したほうがいいかな。
大勢で勉強会に参加しました。

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さあ、海外から情報収集し
安全で良好な臨床結果を 私達 医新会グループも導きたいと思います。

Mini WELL Ready  → こちらから


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by ray_matsumoto | 2017-06-12 11:59 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

eidon

先週、岡眼科クリニックにて素晴らしい器械を初めてみせてもらいました。
網膜の多くの情報を収集できる走査型レーザー検眼鏡SLOに
カラーイメージングを組みあわせた器械です。


光源は、赤外線(825〜870nm)および白色LED(440〜650nm)
無散瞳で2.5mmの瞳孔径でも撮影可能
一回の露光で60°、マニュアルモードで最大150°と広い眼底像を取得
網膜のトゥルーカラー、レッドフリー画像と視神経乳頭の詳細な描出も可
試験時間が1眼当たり1分未満(単一フィールド)
網膜上の光学的解像度 15ミクロン
ピクセルピッチは 4.9ミクロン

解析などして 約3分で広い眼底写真像を取得できていました。

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診察時間をすぎて 見えない! と飛び込みの患者さまがいても
緊急性がある疾患なのか 数分で判断できます。
お顔を圧平せず撮影できるのも 患者さんにとって楽です。

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最近の眼科機器で感じることは
コンピューター画像処理の普及です。
見えないものを見えるように
動きをもって見えるように
よりクリアに より広く。
アニメや映画の発展みたいです!!

自分の目の前にある 現実の目を見過ごさず
より真実に近づいて観察できるよう
眼科業界は まだまだ発展する予感です。

eidon
The First True-color Wide-Field Confocal Scanner
→ こちらから
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by ray_matsumoto | 2017-03-07 13:20 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

Tea Tree

ドライアイ治療に不可欠なのは
日々、ご自宅で行うメンテナンスです。


瞼の筋肉は 瞬きにより 一日中 動き続けている場所であり
睫毛は 外的に悪いものを防ぐため 実は たいへん汚れています。
アイメイクを施す女性は なおさらのこと。
そう、眼瞼、眼瞼縁って 実は たいへん働きもので
私達の意志とは無関係に 私達の目を守ってくれています。


瞼の清浄に レイ眼科クリニックが使っているものが
Tea Tree です。
抗炎症作用や抗菌作用をもつTea Treeの天然精油を含むクレンジングフォームを、
最近 最新ドライアイ治療IPL 後に 加えて行っています。
IPL治療は → こちらから 、
レイ眼科のブログはこちらから 

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ティーツリーフォームには
ティーツリー油、カミツレエキス、ゲンチアナ根、トクサエキス、
セイヨウオトギリソウエキス、セージ葉エキス が含まれます。
抗菌、消炎、活性酸素除去、血行促進、抗酸化 の効果が期待できます。
一日中 働いて 疲れた眼瞼縁と汚れた睫毛を放置せず
リラックスと清浄目的で 瞼をケアしましょう。

目の上から いくら効用のある点眼を重ねても
内側から  変えていかなければ
ドライアイは なかなか良くなりません。

内側が鍛えてあれば、 Tree Pose もできます☆
月1回、オフィスヨガをスタッフとともに始めたレイ眼科クリニックは内面のキレイを目指しています。
担当 ヨガインストラクターMINA先生と♪
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内側から輝く瞳を造りましょう!
そうすれば Heart Pose に変身053.gif
キラキラお目目で、ハートになりましょう!
Tea Tree フォームは レイ眼科クリニックで取り扱っています☆

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by ray_matsumoto | 2016-11-25 14:38 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

生活習慣病としてのドライアイ

ドライアイ研究会で、川島素子先生の「生活習慣病としてのドライアイ」のお話しを聞きました。

ドライアイであると実用視力が悪くなるため
労働生産性が低くなります。
企業としても戦力ダウンにつながるドライアイは治療せねばならない疾患であります。

ドライアイは、 加齢とともに比率が高くなりますが
運動不足や メタボリック症候群の方も 優位にドライアイになるのです。
また、主観的幸福度は ドライアイに逆相関してて
ドライアイの方の中には、メンタル的にハッピーでない人達がいるとわけです。
パソコン業務だけでなく
ドライバーの方も、ドライアイになりやすいという調査報告結果もありました。

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ご自分でできることとして
・運動 とくに腹式呼吸
これならば、どこでも 座っていてもできますね。

・Positive Thinking
夜寝る前に 毎日3つ、楽しかったこと、今後の夢 など 日記で書く

・メタボリック症候群にならないよう 食事の改善


高血圧や糖尿病の方が お薬だけのんでいても 
食事が乱れ 適切な運動ができていないと
なかなか良い治療結果に結びつかないのと同じ。
自発的にドライアイに取り組むことが 治療に効果的に働きます。
ドライアイは、生活、仕事の中で
習慣を変えていくことから 治療に取り組む疾患であることが 解ってきました。
ドライアイの方は、是非、できることから 習慣を変える取り組みを行ってくださいね。

川島素子先生、興味深い調査報告をありがとうございました。
ご参加下さったのに、記念写真を案内できなかった先生方、大変失礼いたしました。

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by ray_matsumoto | 2016-10-10 12:26 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

案内:10/8 第5回ドライアイ研究会 in KOBE

10月8日 神戸市西区なかにし眼科クリニックにて 第5回ドライアイ研究会 が開催されます。

講演内容
「ドライアイ・マイボーム腺機能不全治療のニッチ戦略」
【演者】慶応義塾大学病院 眼科 特任教員 川島素子先生

「百聞は一見に如かず、ドライアイ診療の見える化」
【演者】伊藤医院 副院長 有田玲子先生 LIME研究会代表


同時開催
「新しいドライアイ治療 IPL治療器 M22 体験デモ」
「なかにし眼科クリニック見学会」

内覧会は15時~講演会は 16時~ の予定です。
連休前ですが 新しいドライアイ治療についての講演も聞けますので
是非 お越しくださいませ。
参加ご希望の方は、 レイ眼科クリニック・松本玲まで
もしくは、直接なかにし眼科へご連絡くださいませ。


昨日 有田玲子先生のWEBカンファレンスを聴講しました。
レイ眼科クリニックでも 現在  IPL治療を行っています。
(→ こちらから
照射直後、マイボーム腺から練り歯磨き状の今まで詰まっていた脂が
ムニュムニュ 大量に排出されます!!

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下眼瞼のみに 照射するのですが
毛細血管を通して 間接的に熱エネルギーが伝達され
マイボーム腺内の固まった脂を溶かしたり、炎症を減少させる報告があるそうです。
だから 照射後のマイボーム腺圧迫は 上眼瞼もしなければなりません!

今回の講演で衝撃的だったのは 照射を繰り返すことで
マイボーム腺の形態が変化している症例があったということ。
屈曲、短縮していたマイボーム腺がわずかに真っ直ぐ伸び始めている画像にびっくり!
今 行っているドライアイ治療は すべて 対症療法です。
マイボーム腺の形態が改善していくのであれば、根治療法になりえる可能性を秘めてます。
ぜひとも 新しい治療IPLの体験もかねて、
土曜日10月8日、なかにし眼科での講演会にお越しくださいませ☆

なかにし眼科  電話 078-925-4100 →こちらから
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by ray_matsumoto | 2016-10-06 22:32 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)  

緑内障と近視

滅多にテレビを観ないのですが 眼科の内容だとチェックします。
今回は 緑内障と近視の関連についてでした。
パソコンモニターを使い テレビのノイズ画面を片眼ずつ見ることで
視野をチェックする方法が紹介されていました。
多くの方に知ってもらう啓蒙活動、ありがたいことです。
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近視が強いことが緑内障の危険因子であることは間違いありません。
レーシックや有水晶体眼内レンズ手術で近視を治療すると
目の前の部分は 確かに変化しますが
解剖学的に目の奥、つまり眼球の長さや視神経周辺は変わっていません。

レーシック後 緑内障を発症している方は 数%で 確かにいらっしゃいます。
1年に一度の検診で 早い発症が解り 点眼治療に至ったケース、
5年後 久しぶりに受診し、緑内障になっていたケース、
自宅でのセルフチェックはもちろん 行ってください。
でも せっかく眼科受診歴があるならば
自己判断でなく 眼科受診の上 確実な診断を受けてくださいね。

ちなみに 近視がなる緑内障とは別に
遠視の方がなりやすいタイプの緑内障もあります。
早くから、例えば、40歳前から老眼鏡が必要になっている人は
遠視が強い人です。
こういう方も 定期的な眼科受診をお勧めします。
水が流れる箇所(隅角)の断層写真をみて 
緑内障のリスクが高い目かどうか、解ります。
こちらは、リスクが少ない目です。

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有水晶体眼内レンズ手術で目の中にレンズをいれても
サイズを見極めれば 隅角が狭くなることもありませんし
水晶体とレンズが接触していないことも 画像診断で判断できます。

健康の秋
10月は目の愛護デーもあります。
目の検診もお忘れないように012.gif

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by ray_matsumoto | 2016-09-20 12:49 | Eye Informations | Trackback | Comments(2)  

角膜内皮細胞治療★

ヒトの角膜内皮細胞は 生まれたとき5000~6000個/mm2 もあるのに
年0.6%のページで減っていき 成人するまでに約半分ほどになってしまいます。
小学生高学年や中学生の若い人が コンタクトレンズを初めて使用するとき
レイ眼科クリニックでは 角膜内皮細胞数をみせて
減っていく内皮細胞を加速させないために
無茶なコンタクトレンズの使用を控えるよう
正しい装用をすることを指導しています。

この若いときから 明らかな老化現象を示す角膜内皮細胞は
現在の高齢化社会において
その数を 可能な限り維持していく必要がある臓器でしょう。
白内障手術のときに 眼内レンズを入れても
角膜内皮細胞が少ないと 良い視力は獲得できません。
加齢だけでなく、手術というストレスで 角膜内皮細胞が減ることもあります。 
そして 恐ろしいことに内皮細胞が極端に減ってしまうと 
眼痛や霞目、視力低下をきたします。

今、その内皮細胞の治療に注目されている薬があります。
抗酸化作用で有名な スルフォラファン。
ブロッコリーの新芽 ブロッコリースプラウトに高濃度に含まれます!
スルフォラファンは 身体の中の抗酸化防御経路を活性化し 細胞死の予防に働きます。
これは 角膜内皮細胞だけでなく 身体のさびの予防をしてくれます。
だから 私はサラダでも愛食してま~す♪
現在、アメリカで 白内障手術後の内皮細胞減少予防薬として治験中です。

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もう一つは 日本で開発された緑内障治療薬で 世界初のRock阻害剤です。
内皮細胞の増殖刺激として研究中です。
新しい細胞の増殖を促すというのですから これが治療薬として現実化すれば
手術回避できる目が世界中で増えるでしょう。
京都府立医科大にて臨床研究中です。

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私が研修医のときは 角膜内皮細胞を観察することも難しかったです。
特殊なレンズを使い スリット越しに観察していました。
それが 機械で計測できるようになりました。
きっと 私が眼科医であるうちに
内皮細胞の治療薬が登場するでしょう。
人間の英知に満ちた 医療業界、
長くこの業界で仕事ができるよう
しっかり食べて(できれば抗酸化の食べ物!)、身体を維持し、学ぶことを怠けない様にします012.gif

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by ray_matsumoto | 2016-09-12 19:56 | Eye Informations | Trackback | Comments(0)