ドライアイ~涙点プラグ・・・♪
2008年 03月 05日
常に新しい情報を提供するのも、私達の役目です。
私の担当は 多焦点眼内レンズとドライアイです。
多焦点眼内レンズについては ブログでも今まで少々記載してきました。
今回は ホームページにアップするより一足先に
ドライアイの治療の一つ 涙点プラグについて紹介します。
涙点プラグとは 目頭の涙点に詰め物をすることで、
涙を鼻に抜ける通り道を塞ぎ、涙の貯留量を増やし目の潤いを保たせる治療です。
素材には溶けない素材としてシリコン製、溶解していく素材としてコラーゲン製があります。
涙点プラグの利点は涙点縫合や涙点凝固と違って外来処置にて簡単に行えること、
不具合があっても抜去が可能で可逆的であることです。
欠点は素材に対するアレルギー反応、涙道内迷入による感染、違和感、脱落です。
2008年4月に国内発売されるコラーゲン製は、これらの欠点が少ないプラグです。
■非可溶性材料=シリコン製
点眼麻酔の後、涙点の大きさを測定してサイズにあったプラグを装着します。
サイズを測定する道具です♪
シリコン製プラグは国内にて現在3種類が販売されています。
パンクタルプラグ(TOMEY)
フレックスプラグ(ホワイトメディカル:EAGLEVISION)
スーパーフレックス(ホワイトメティカル:EAGLEVION)
■可溶性材料=コラーゲン製
キープティア(高研) ⇒先日の手術学会にて見てきました!!
4℃以下では溶解していますが、37℃になるとコラーゲン線維が再繊維化し、
溶液全体が白色のゲルとなるアテロコラーゲンを利用した国内初のコラーゲン製プラグです。シリコン製のような涙点サイズ測定の必要はありません。
ゲル化アテロコラーゲンが除々に分解されて最終的には自然に鼻腔に排出されます。
約2ヶ月の効果が期待できます。効果減弱の後には、再挿入可能です。
例えば レーシック術直後など 一過性のドライアイに有効です。
新見先生を中心に 現在 ホームページ見直し作業を 着々と進めています。
(新見先生、原稿すすんでますか~~~?)
いいホームページにしますねo(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
皆様、楽しみにお待ちくださいませ♥