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i LASIK?♪ Z LASIK?♪

去年9月AMORefractive Leaders Meeting(東京)に参加した時
イントラレースによるフラップ作成とAMO-VISX S4 IRによるカスタムビュー照射でのレーシックが、2006年12月アメリカ国防省・2007年9月NASAにて採用されたと聞きました。
フラップ作成には
①マイクロケラトームによるもの
②フェムトセカンド秒レーザーによるもの (1フェムトセカンド秒=1兆分の1秒!!)
の2種類があります。
マイクロケラトームは、均一かつ滑らかなフラップ作成にある程度 術者の経験が必要ですが、フェムトセカンド秒レーザーでは 比較的安全かつ精度の誤差を少なく作成できます。

実際 アメリカではレーザーによるフラップ作成(イントラレース)が伸びてきています。
2006年シェア:イントラレース25%,アマデウスⅡ15%,モリア22%,ニデック3%,B&L37%
2007年シェア:イントラレース30%,アマデウスⅡ11%,モリア16%,ニデック3%,B&L35%
i LASIK?♪ Z LASIK?♪_d0131804_9474556.jpg
現在フェムトセカンド秒レーザーイントラレース社が一人勝ち。
全世界で600台、アメリカで300台、日本国内では19台が稼動しています。

イントラレース社を買収したAMOとしては、イントラレース&カスタムビューのレーシックを
NASAの後押しもあってか、i LASIK として最近積極的に宣伝しています。

さて、先日All Laser LASIKで記載したように (2007年12月11日の私のブログ♪)
イントラレース以外にものFDA承認済みのフェムトセカンド秒レーザーがあります。
中でも最も期待できるのが FemtoLDV(Ziemer社)です。
特長は・・・

♪1パルスの振幅頻度がイントラレースよりも格段に早いこと
組織間の結合を細かな振幅パターンで分離するため、切断面が滑らかでフラップがスムーズに持ち上げられる。
ガスの発生もなく、フラップ作成後、即レーザー照射が可能。
患者さんの移動は必要なくエキシマレーザーの下で操作可能です。
i LASIK?♪ Z LASIK?♪_d0131804_9533355.jpgイントラレースは60KHZ 、
FemtoLDVは1000KHZ=1メガHZ!
桁が違う!!

♪レーザーパルスが短い!
イントラレースでは600~800フェムトセカンド秒、
FemtoLDVは200~300フェムトセカンド秒、
超高速です。
一つのレーザースポットのエネルギーが低く
電顕にてフラップ面も角膜実質側もイントラレースのような熱火傷痕がなく角膜の正常構造を残した繊維層の束が観察できます。

♪コンパクトで可動式,軽量
イントラレースは490Kg, FemtoLDVは200Kg 軽いです☆
どこでも行けます~どこでも行くよ!!(ノ≧∀)ノ ☆

世界でまだ 60台程度の使用とのことですが、今後 期待大の器械であります。
Zeimmer社は アマデウスの経験もありますから 安心ですね。
ちなみに i LASIK に対抗して?? Z LASIK と呼ぶらしいですよ~

今年もLASIKの仕事、真摯に一つ一つ大切に取り組みます。
新しい情報を得たら、また情報発信します♪♪(〃▽〃 )~♪♪
by ray_matsumoto | 2008-01-04 01:29 | LASIK/ICL | Comments(0)

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