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堀 文子 版画展

先月修善寺でのお宿で初めて目にした日本画。
それは 堀 文子さんの作品。
96歳でなお現役で活躍する彼女。
自然、命を見つめる彼女の作品と彼女の言葉の虜になりました。
詳しくは → こちらから

「視覚人間である私は、世の中の色や形に敏感である。
初夏から梅雨にかけては青い花が多い。紫陽花・菖蒲など、雨に似合う色である。
このごろ、白い花に目をひかれることが増えた。
今夏、庭に咲いた、けなげに生きる白い花達の姿を描いてみた」(堀文子)

視覚を仕事をする私に 彼女の作品は あまりにも直接的に訴えてきます。
黄金は 人生を謳歌している証でしょうか。
95歳の時の作品。「檜扇水仙」
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一目惚れした 堀 文子さんの日本画、その版画展が
ただ今 神戸大丸店 7階美術回廊で開催されています。
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版画だけでなく 原画もあります。
直接 彼女の作品、彼女が表現する命を拝見したとき
私の心臓は 早い鼓動を打ち続けました。
胸が苦しくって 落ち着いていられないほどでした。
初めて 白内障手術を執刀したときと同じ鼓動でした。
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原画では 冥加やアスパラカス、茄子、水仙など。
優しく はかない 一瞬、
一瞬を謳歌する姿が描かれています。
花だけでなく 茎、葉、空間を感じる絵です。
そう 支えるものがあってこその美しい花
美しいこの世界です。
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神戸大丸店 堀 文子版画展 は 4月21日まで。
直接 間近で 100年に近い美しい命が描く 刹那の命を見つめてください。
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4月18日~6月7日
兵庫県立美術館である展覧会、「一所不在・旅」展には絶対行きます。

まだまだ旅は続く
まだまだ表現は続く
まだまだ命は続く
ずっと 愛は続く
by ray_matsumoto | 2015-04-18 21:46 | My Diary | Comments(0)

Eye Doctor's ESSAY★


by ray_matsumoto