一筆
2015年 02月 27日
外来患者さんで聡明なお方から拝聴したお言葉です。
どんな気持ちでいるのか
その人の心まで判るそうです。
私の知人で年下の眼科医に書道を習っている人がいます。
彼は きっと 心を整えているのでしょう。
私はといえば、
電子カルテ化されているのに
ポケットの中に たくさんのボールペンが入っています。
それも メーカーからのボールペンばかり。
それも欲しい
あれも欲しい
あれも伝えたい
もっと伝えたい
質の悪い
欲張りな自分がそこにいるみたいで
悲しくなりました。
メーカーには ボールペンのサービスをするなら
研究費にもっとお金を費やして欲しい。
そして 薬剤コストを抑え
患者さんの医療費負担が少なくなるようにして欲しい。
それが 本当のサービスでしょ?
そして 私自身は
感情の露呈でなく
選ばれた言葉を丁寧に文字にしたためる事。
私のバッグの中には、
患者さんデザインのメモとスワロフスキーのペンが常備されています。
随分傷がついてますが
それだけ 文字を伝えたことになります。
それは
丁寧な文字であったか
綺麗な心持で 伝えていたのか
多いに不安が残ります。
書道を習っている知人眼科医から 7年前に頂いたCartierのペン。
彼の心をようやく理解しました。
一筆 に 気持ちを込めて
眠っていたCartierを使うことにします。
宝石のような言葉を紡げれば・・・