しなう心
2014年 12月 08日
東大教授になったものの44歳の若さで胃癌で亡くなった細川宏先生遺稿集
「しなう心」
苦痛のはげしい時こそ
しなやかな心を失うまい
やわらかにしなう心である
ふりつむ雪の重さを静かに受けとり
軟かく身をたわめつつ
春を待つ細い竹のしなやかさを思い浮かべて
じっと苦しみに耐えてみよう
(細川宏遺稿詩集)
同じ医療従事者として胸が詰まった。
生きる歓喜を
健康への感謝を
生命への愛おしさを
毎日眺める花
日々変化する花弁
見つめることができる悦び
私達に必要なのは
思いをはせること
平素
柔軟な心持ちで暮らす鋼の覚悟を持ちたい。