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マイボグラフィー

土曜日にドライアイの講演会に参加してきました。

お題は「いつ聞く、今でしょ!ドライアイ最前線」

講師は 今やマイボーム腺の講演でひっぱりだこの有田玲子先生♥
レーシック術後のドライアイの方、
VDT症候群や緑内障治療中のドライアイが多いレイクリにとって
ドライアイの治療は毎日のように行っているものです。
以前、玲子先生の論文を読んで興味をもっていました。
直接お話しが聞けるとあって 楽しみにしていました。

涙は 水分、油分、そしてムチンからなります。
油分を分泌するのが マイボーム腺で、涙の蒸発を抑制しています。
マイボーム腺は上瞼、下瞼にある独立皮脂腺で 
上に約25本、下に約20本あります。
アレルギー性結膜炎やコンタクトレンズの器械的摩擦によっても
マイボーム腺は屈曲変形、脱落してしまうようです。
ひどく脱落したマイボーム腺は なかなか回復しなく
重症のドライアイの原因になってしまいます。

角膜結膜は多くの眼科医が観察すること間違いないのですが
マイボーム腺までしっかり観察している眼科医は少ないでしょう。
御自分の目で フルオで染めた瞼縁をみることも大事ですが
客観的な観察として有効なのが

マイボグラフィー

現在 国内で2機種あります。

・トプコン社 ノンコンタクトマイボグラフィー (→こちらから

・JFC マイボペン (→こちらから) 

こちらは 以前学会器械展示でみて興味があり、記載していました!(→こちらから

コンタクトレンズ、加齢、アレルギー、
様々な要因で ドライアイに悩んでいる人が多い現代、
診断のお助けマンとして お勧めの器械です。

座長の新見先生と 才色兼備・麗しの玲子先生、
私のスムージーの先生ふかもり先生、そして 矢形先生、田代先生と。
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有田先生の講演は大変分かりやすく、明日からの診療に役立つ内容でした。
そして マイボグラフィーの所見を イキイキと御講演くださいました072.gif
一気に欲しくなったぞ、 マイボグラフィー♪

有田玲子先生は この秋 日本臨床眼科学会インストラクションコースを担当されています。
11月2日 「目からウロコ!温故知新のMGD治療」
お勧めの内容です!!

有田玲子先生、これからもご指導よろしくお願い申し上げます。016.gif
by ray_matsumoto | 2013-09-08 20:56 | Eye Informations | Comments(0)

Eye Doctor's ESSAY★


by ray_matsumoto