人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今井陽子さん‘Petit Bijou’

ワインの今井商店・今井拓雄さまのご紹介で
昨日は夢のような一夜を過ごしました♥
(今井拓雄さまの御紹介は →こちらから

今井拓雄さまの御紹介ならば、ワインは間違いない~~と
単純な動機で行ったのですが
私のツボを ギュウギュウ押すような素晴らしい作品と出会いました☆
今井陽子さん‘Petit Bijou’_d0131804_2263447.jpg

墨とダイアモンドの粉で描くのは
バッハの音楽。
作品が誕生するまでの工程は、
バッハの音楽をまず聴きこみます。
集中して聴きこむと
楽譜、音楽から、構造のインスピレーションが伝わってくるそうです。
それに適応する漢字(表意文字)を選びます。
そして その文字を解体し 絵として再編成することで
彼女の書画が誕生します。
今回、神戸ならではの試みで 真珠の粉を溶いた墨も使っています。

アーティストの名前は
今井 陽子さん
パリで御活躍の書画家です。
詳しくは → こちらから

部屋の中にはいって 作品を近くで見た瞬間の私、
今井陽子さんに向かって
「あ、あ、あ、私、私、危険です!!」
通訳しますと
「あまりにもステキで 興奮しております。
私は大変危険な状態で すっかり虜、目が離せません・・・」


今井陽子さんの言葉で 忘れられない一言があります。
「バッハの楽譜に 余分なものは何もありません」


シンプルな美しさ、
それこそが 真の美。
静謐な旋律 奏でられる厳粛な組曲。
空間的な広がりのある音楽が
内面に入ってくる美しさ。
それを 見事に墨とダイアモンドと真珠で表現されていると感じました。
余分なものは いらないのです。
削ぎ落としてこそ 本当の価値が残るのです。
私の大好きな水と光を連想しました。
水、光、どちらも 必要な価値あるものです。
和のテイストと 私の大好きなキラキラがコラボレーションしているのです。
私よりも随分若い今井陽子さんの感性に
歓喜・歓声に沸く私でありました☆
常日頃は 開放的でガハガハッ笑っている私ですが
このような集中力のある美しさには 大変共感します。
別の時代であったら、絶対 武家の姫であっただろう雰囲気の
ステキな 今井陽子さん♥
今井陽子さん‘Petit Bijou’_d0131804_22115268.jpg


書画家今井陽子さんの作品は
‘Petit Bijou’ 愛らしい宝石 と呼ばれて 
ピエールカルダン氏、ギ・マルタン氏とコラボレーションしたり
欧米の著名人に所蔵されているとのことです。
作品の素晴らしさもですが
お若いのに 成熟した魅力をお持ちの今井陽子さん。
その名の通り 光、陽のオーラをまとっておられるのですが
妥協を許さない厳しさ、
鋼のように集約された強さを 細身の体の芯の部分に感じました。

とういうことで 今宵は バッハを聴きながら静かに過ごしています。
子供のころ、ピアノでバッハを散々弾かされていた頃に
時折気持ちがタイムスリップしています。
静かなのに 心だけが熱く
ダイアモンドと真珠のキラキラが
私の中では ギラギラと燃えています。
きっと 今井陽子さんも 情熱的な人なのでしょう。
彼女の魂が ここまで届いているとしか思えません。

‘Petit Bijou’ 愛らしい宝石
実は 青い炎のごとく 静かに燃える宝石。
水と光の作品は 
火、陽火の彼女が創っているのです。
不可欠な火が 水と光、そして 生き物である私達を奏でています。

昨夜は 美しさに出逢えた最高の夜でした053.gif
by ray_matsumoto | 2013-03-08 22:09 | Favorite | Comments(0)

Eye Doctor's ESSAY★


by ray_matsumoto