さよなら、アラン・シャペル
2012年 02月 19日
器械が新しくなり仕事はもちろん忙しいです。
新しい人達との出会い、新しい仕事、
今までの実績と今までの仲間、
日に日に これらがリンクしていくのを感じるのが楽しいです。
忙しい週の半ば、「健康とワインを考える会」もありました。
(前回の会は こちらから →)
忙しくっても それとこれとは別物!
ポートピアホテルのフレンチレストラン アラン・シャペルが
3月25日で閉店することを新聞で読んでいました。
あああ~~~行っておいたほうがいいなあ・・・と思っていた矢先、
「健康とワインを考える会」が「アラン・シャペルさよならワイン会」を企画。
う~~ん、素晴らしい知り合いに恵まれていて良かったです♪
ポールリキューズさん、アランシャペルさん、
今のフレンチのスタイルを確立された先人。
ポートピアホテルができた31年前、
海と山に囲まれて自然の食材が豊富な神戸を気に入り
日本に初めてお店を出した経緯。
そして たくさんの才能豊かなフレンチシェルがここから旅立って行きました!
フランスリヨンを思わせます。日差しが注ぎ込むような優しい色合いの店内
たくさんの絵画が飾ってあります。
本店の伝統料理 ナプキンを包むのは修行中のシェフの役目
ナプキンに直接 素揚げの食材
お花が愛らしいお皿に 白魚、わかさぎ、パセリ、セロリの素揚げ
パセリの素揚げは初体験、セロリ同様、美味しかったです!
男前シェフ佐々木康二さんは 創業当初若きメンバーとして修業され
数年前 チーフシェフとして戻ってこられました!
コンクールで賞を取られた凄腕の持ち主です。
アランシャペルの思い出と料理の説明を聞き
わ~~~ん、これもう一度食べたいです♪
これまた本店伝統の料理、
ブルターニュ産オマール海老とピジョノ-(鳩)、トリュフのサラダ★
オマールのミソで作ったドレッシングが美味い!!!
大根のコンフィとフォアグラのソテー、
今こそ定番の大根とフォアグラの組み合わせもアラン・シャペルさんのアイデア
琵琶マスのポワレ、シャンパン風味のサヴォイヨンソース
この時点で シャンパンと白ワインで 結構上機嫌の私
亀!
じゃないの、カットしてソースをかけてもらって
鴨のトルテ、二種のソース、
この鴨がですね~~野生っぽい、ちょっと半生で美味かったな~~
チーズの盛り合わせのあとは コーヒー風味のサブレ、
アマレットの透明なジュレ(杏風味でこれがまた甘いもの苦手な私もぺロリ、大人の味)
アラン・シャペルさんはもう他界しています。
自分の名前が店として残り、たくさんのシェフが志を継ぎ
生き残っているわけです。
ポートピア博覧会で湧き、
バブルを経験、
震災のときはたくさんのワインを失い 半年営業停止、
ここ神戸では31年の歴史、
それも 来月でお別れとなります。
リヨンのミヨネ村にある本店もすでに閉店してしまい
まさに「アラン・シャペル、さよなら」 です。
一つの時代を築き 終焉を迎えても
志を引き継いだものが
新たな一歩を 歩んでいきます。
さよならだけど 美味しさもあって 爽やかな時間を過ごせました。
新しい器械で 新たなスタートを歩みだそうとしている私にとって
終わり、始まり、いつも美しく、清清しく、
関係する人たちが 心地好く、
そんなことを思いながらの 食事会となりました。
それは やはり 創っていく人の思いと実力によるもの。
レイクリも一日一日の小さな歴史を 野太く作っていきます。
ポートピアホテル 31階 フレンチレストラン アラン・シャペル
078-303-5201
夜景を見ながらの食事もよし 明るい日差しのランチもよし
私は あと一回 ランチに行こう~と思ってます♪