フェムトセカンドレーザー白内障手術
2011年 09月 22日
場所は 音楽の都 オーストリア ウィーン
さて 昨年4月に報告した(→こちらから)画期的な新しい手術、フェムトセカンドレーザー白内障手術が
早々にメインシンポジウムになっていました!!
そして 器械も5種類に増えていました。
昨年はLenSXしか展示されていませんでしたが 今年は4機種見ることが出来ました。
・LenSX (Alcon) 世界で100台が稼動しているそうです。
・LensAR (LensAR)
・Catalys (OptiMedica) ヨーロッパのCEマークを取得
・Victus (Technolass Perfect Vision) 今回の目玉!フラップも作れて白内障にも使えます。
フェムテックというフェムトセカンドレーザーを開発したPerfect Vision社が、
エキシマのテクノラスと合併したようです。老眼治療のINTRACORも可能。
・LentictomyLaser (Rowiak)
OCTとフェムトセカンドレーザーが合体し
OCTで角膜や水晶体を計測、手術プランをたてて、フェムトセカンドレーザー照射となります。
超音波のパワーが50%ダウン。
ただ 今より手術の手間はかかるし 全体の時間もかかります。
手先の器用な日本人に 本当にこの器械が必要なのか?
レーザーが正確にあたらず、
例えば眼球が傾いて照射して水晶体の後ろまで裂けてしまったら?
散瞳の悪い症例では?
角膜混濁があれば?
レーザーで作る角膜切開のほうが メスで作る切開より安全?感染率が減るのか?
など まだまだ課題と実証すべきことは 多々あります。
それでも 1年もあれば 学会でセッションになるわけです。
だから 海外の学会は 面白い!!
世界レベルで進むスピードを 直に感じました。
のんびりやの私には 本当にいい刺激です★